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ミラージュ・ドラグーン

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作品Pt 100

作品タグ: ドラゴン砂漠


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作者コメント

西の大陸にある砂漠にほど近い村で聞いた興味深い話を紹介しよう。

「灼熱の砂漠」と呼ばれるその砂漠では、時折「砂の竜」が目撃されるという。

その昔、村の子供が村の入り口に倒れていたことがあったという。
意識を取り戻した子供に話を聞くと、砂漠のオアシスめざし探検に行ったはいいが途中で体力が尽きそのまま倒れ気を失ったのだという。

一体誰が村まで運んだのだろうか?

子供が倒れていた村の入り口付近の砂に、モンスターの物であろう大きな足跡が残っていたという。
この近辺に生息する巨大なモンスターは「砂の竜」だけである。
このため、村人たちは「砂の竜」が子供を助け村まで運んだのでは、と考えたのである。

それからだ。村人達はこの「砂の竜」を守り神として崇め愛する存在としてきた。
同じようなことはこの百年、たびたび起きているという。

…そして、ごく最近、「砂の竜」のその背に白い少女を乗せている姿が目撃されるようになる。
そのころから「砂の竜」は青白い光も纏うようになったといわれ、その光はまるで翼に見えるらしい。

目撃した者たちは少女について「白く揺らめき、しっかり目視できないが、なぜか少女だというのははっきり分かる」と、一様にこう言うらしい。

村の者たちは、「砂の竜」が背に乗せている少女は神の使いではないかと考えている。
そして「砂の竜」がこの砂漠をその少女に見せて回っているのではないか、と。

もし、その少女が我々の言葉を介し会話できるのであれば、実際に会い話をしてみたいものである。


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竜と砂と霊と蜃気楼をテーマにこんな感じで考えて描いて・書いてみた。
ところで、私って砂漠が好きなんでしょうかね??
※他の投稿サイトにも同じのをUPしています。ご了承ください。


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